Profile

金 紅実 
JIN Hongshi






履 歴

中国吉林省出身。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。2011年4月から龍谷大学政策学部専任講師。専門は環境経済学・財政学。

研究分野

環境政策の執行過程における環境行財政システムの役割に注目し、中国のケースを中心に環境財政の研究・調査を行っている。同じ行財政システムを基盤に構築された公害対策、森林政策及び国土資源開発における環境行財政が果たされる役割は異なる様相をみせている。廃棄物問題のほか、砂漠化対策や緑化公共事業等の政府間環境財政関係の研究のために、年数回のベースで現地の拠点で調査を実施している。

近年の
主な研究出版

■金紅実・漆喜林「中国陝西省紅鹸(ホンジェンノル)湿地の縮小と地域閉鎖水域の水資源管理問題」龍谷大学社会科学研究所『社会科学研究年報』第43号,1−9頁,2013年5月

■王朝才・金紅実「中国政府間財政移転制度における生態補償制度の試み」『龍谷政策学論集』第2巻第1号,35−45頁,2012年12月

■金紅実「中国生態環境保護政策と公共財政」,郭俊栄・北川秀樹・松村弘一・金紅実『中日乾燥地区開発と環境保護論文集』西北農林科技大学出版社,171−186頁,2012年8月

■北川秀樹・友の暉一郎・金紅実・櫻井二郎「中国と日本の環境保全制度と公衆参加に関する考察—環境影響評価制度を中心に—」『国際社会文化紀要』第14号,2012年8月,1-19頁

■金紅実 「環境財政の検討と中国環境財政の現状」『龍谷政策学論集』第1巻第2号,2012年3月 21-30頁

■金紅実「中国生態環境保全事業と環境財政—造林事業を中心に」北川秀樹編著『中国の環境法政策とガバナンス』晃洋書房,2012年1月,145−161頁

■金紅実「中国環境行財政システムの発展と環境予算」『龍谷政策学論集』第1巻第1号,2011年12月,69頁-71頁

科研の担当分野と
研究計画

<研究担当>2013年〜2016年度の科研費プロジェクトでは、第3班で中国環境財政を対象にグリーン財政改革及び環境税の現状について制度的分析を行う。

その他

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Contents

研究目的と概要

研究体制と計画

研究会活動報告

メンバー紹介

主な研究業績

リンク

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本研究会は、日本・中国・韓国・台湾を中心とする東アジア地域の環境・エネルギー政策に関心をもつ研究者が集まって、2000年に結成された自主的研究組織です。メンバーの出身国の多様性が当初からの特徴のひとつです。これまで研究会の活動目的を「東アジア地域の持続可能な発展に資する環境・エネルギー政策研究」に置き、3度にわたって文科省から科研費の支援を受けて、研究成果を積み重ねてきました。現在は日本国内に固定メンバー16人、海外研究ネットワーク26人(韓国10人、中国6人、台湾4人、ASEAN2人、イギリス4人)の組織となっています。